難問奇問数学自作問題90-最大値と最小値の差の確率分布-
「サイコロを回投げた目の最大値、最小値の差をとする。となる確率をとおく。が成り立つような を求めよ。」
最大値と最小値の差の分布に関する問題。例えば、 の時は、「1と3が出て、4~6が出ない」確率となる。このままだと求めるのが難しいので、基本的に「◯の目が出ない」確率だけで表現するのが望ましい。これは「◯が出る=◯が1回、2回、・・・n回出る」のに対し、「◯が出ない=◯が0回出る」となるので、明らかにシンプルに求めることができるからである。
基本方針としては、上記の「余事象」による確率表現で を求め、等式を立てると良い。困ったらベン図を書いて頭を整理しよう。
参考までに全てのを求めておくと、
となる。